唐木とは
唐木とは、中国、タイ、東南アジア等から輸入される高級木材の総称。
主に紫檀 黒檀 鉄刀木(たがやさん)、花梨など熱帯産の希少価値が高い高級銘木の代名詞です。
唐木製品の歴史は古く、奈良時代の遣唐使によって持ち帰られたものの中に、日本にはない珍しい木(素材)を使った製品などがあり、この木をトウの木、カラ木と呼んだのがはじまりといわれています。
江戸時代に入り唐木材は全て長崎に運び込まれ、大阪の薬種問屋が引き受けました。このころ職方の制度も整い唐木職人も次第に増え、大阪は唐木指物の本場になりました。
大阪の唐木製品は手づくりで昔より唐木材を使用し祖先より受け継いだ技術、技法を用いて現在の生活様式に合致するように工夫、改良されその歴史は約300年の長さに及んでいる伝統的工芸品であり、広く人々に認めれ価値あるものとして重宝されています。